2022年度版「世界インターネット大会青書」が発表

2022-11-10 16:21:13  CRI

 「2022年世界インターネット大会青書」の発表会が9日、浙江省の烏鎮で行われました。同青書は、中国では過去数年にわたり社会サービス分野におけるデジタル化やネットワーク化、スマート化の水準が向上し、スマート教育やスマート医療などの新業態が次々に登場したことが、デジタル技術による公共サービスの普遍的恩恵や均等化を後押ししていると指摘しました。

 中国では2021年末までに、小学校、中学校、高等学校のインターネット接続率が100%に達しました。国家デジタル教育資源システムは233の各レベルのプラットフォームに接続し、教員や学生は無料で計176種の教育サービスアプリにアクセスできます。小学校から高等学校までを対象とする国家小中学校ネットワーククラウドプラットフォームは新型コロナウイルス感染症が発生している状況下における「休校しても休業しない」理念を力強く支え、クラウドプラットフォームの閲覧回数は35億3800万回に達しました。

 2022年6月までには、中国全国で1700カ所以上のインターネット病院が建設され、遠隔医療は全国のすべての地級市(省などのすぐ下に置かれる行政区画)と90%以上の県(地級市のすぐ下に置かれる)をカバーするようになりました。インターネットの「高齢者向け対策」も掘り下げて進められ、452のウェブサイトとアプリの高齢者対応・バリアフリー改造が完了しました。2022年上半期には全国の農村部のネットユーザー数が2億9300万人に達し、農村部のインターネット普及率は58.8%にまで上昇しました。(怡康、鈴木)

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