EUに対中関係への客観的かつ理性的な見方を希望=外交部

2022-11-08 19:29:12  CRI

 欧州連合(EU)による中国関連の声明に対して、外交部の趙立堅報道官は8日の定例記者会見で、「中国はEU側に対し、中国との関係を客観的かつ理性的にとらえ、双方の対話と協力の主導性を把握し、互恵・ウィンウィンの基調を守り、激動の世界により多くの安定性とポジティブなエネルギーを提供するよう希望する。これは中欧双方だけでなく、世界全体にも有益なことだ」と述べました。

  報道によりますと、ジョセップ・ボレルEU外務・安全保障政策上級代表はこのほど、「中国はEUの重要な経済パートナーであり、全面的な競争相手であり、制度的ライバルでもある。EUは中国への過度な依存を避け、自らの強靭性を強めるべきだ」との文章を発表しました。その中で、ボレル氏は「中国関連の問題については、主要7か国(G7)のプラットフォームを通じて、パートナーと意思疎通を維持するとともに、人権問題などについても中国との意思疎通を保っていく」としています。

 趙報道官はこれについて、「近年、中国・EU間の貿易額はたびたび高値を更新しており、双方は国際・地域問題について意思疎通と協調を続けている」と述べたうえで、「中国とEU間には競争もあるが、協力は競争よりはるかに大きい。中国・EU間の一部の競争は良性なもので、それぞれの発展の加速に役立つものだ」と示しました。(Yan、MN)

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