北京
PM2.577
23/19
▼「週間ニュースファイル」
▼四川キンシコウの群れには「ボスザル」いない
中国陝西秦嶺に生息する「四川キンシコウ」
2022年11月<今月の特別寄稿>
東京都 イタズラ爺さん・奥田正彦さん(87歳)
この詩を読んで、美しく寂しかった信濃行を思いだします。そこで印文は「秋野無人」です。
福昌北 秋日村行 二首 其一
(北宋)張耒
秋野無人秋日白 禾黍登場秋索索
豆田黃時霜已多 桑蟲食葉留空柯
小蝶翩翩晩花紫 野鶉啄粟驚人起
洛陽西原君莫行 秋光處處傷人情
福昌の北 秋日村行 二首 其一
張耒(ちょうらい)
秋野人無く 秋日白し 禾黍(かしょ)登場 秋 索索(さくさく)
豆田(とうでん)黄ばむ時 霜已に多く 桑虫 葉を食らいて空柯(くうか)を留む
小蝶翩翩(へんぺん)たり 晩花の紫に 野鶉(やじゅん)粟を啄み 人に驚きて起(た)つ
洛陽の西原 君行くこと莫れ 秋光処処人の情を傷ましむ
【詩の内容】秋の野に人影も見えず、秋の日は白く輝き、稔った稲や黍の上を秋風がさらさらと吹く。豆畑が一面黄色に色づくころには、早くも霜が幾度か降りて、蚕に葉を食われた桑の木は枝を残すだけ。蝶はひらひらと遅咲きの紫の花にたわむれ、粟を啄む鶉は、私の姿に気付いてパッと飛んで逃げて行く。洛陽の西にあるこの平野を訪れるべきではないのだ。目に映る秋の眺めは、どこも悲しすぎるから。
長野県・佐久では秋にその地域でささやかなそば祭りが行われます。
佐久の友達に誘われ、小海線の鈍行列車で八千穂まで行き、蕎麦好きの篆刻仲間と一日かぎりのそば祭りに参加しました。その日は友人宅で一泊、翌日は蓼科高原の散策です。
樹齢1500年にも及ぶ蓼科神社・御神木の大きな神代杉がありました。蓼科神社の奥社は蓼科山頂にあり、ここは蓼科山の麓、秋の野に人は無く、小さな蓼科神社・里宮の石の社があるだけでした。
◆ ◆ ◆
この番組をお聞きになってのご意見やご感想は、nihao2180@cri.com.cnまでお願いいたします。件名は【火曜ハイウェイ係りまで】。お手紙は【郵便番号100040 中国北京市石景山路甲16号 中国国際放送局日本語部】までにお願いいたします。皆さんからのメールやお便りをお待ちしております。