中国、10年で950余りの農作物主導品種を育成

2022-11-01 11:41:59  CRI

 中国国家作物生殖質バンクによりますと、中国の農作物の優良品種カバー率は現在、96%以上に達し、「中国の食糧は主に中国の種を使用」が実現しています。  

 中国は多くの場所に生殖質バンクを配置・建設しています。1年間の試験運用を行ってきた首都北京にある中国国家作物生殖質バンクでは、農作物の種子は視覚認知能力を持つロボットやドラム搬送ラインを介してマイナス18度の低温倉庫に運ばれます。専門家によりますと、これらの種子は、畑での2~3年の状態調査を経て良質種子資源と鑑定されて初めて、国家作物生殖質資源バンクに入る資格を得られます。同バンクは、自動化、情報化、インテリジェント化された設計により、今後50年間で5000の種と150万の生殖質資源を安全に保存できます。 

 中国の宇宙ステーション「天宮」での宇宙授業で宇宙育種を示す劉洋宇宙飛行士 

 現代の育種は、通常の方法のほかに、分子育種や宇宙育種などの技術を融合した新時代を迎えています。宇宙育種は宇宙変異誘発育種とも呼ばれています。中国はこれまでに宇宙育種を通じて1200余りの新材料を選別し、水稲や小麦、大豆、野菜などの新品種260余りを育成し、年間4000万ムー(約267万ヘクタール)以上を拡大させています。宇宙から大地まで、科学研究から実践まで、中国は10年で950余りの農作物主導品種を育成しました。(閣、柳川)  

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