米「国防戦略」は中国の外交・国防政策を意図的に歪曲=外交部

2022-11-01 21:23:20  CRI

 

 米国の2022年「国防戦略」報告の中国関連の内容に対し、外交部の趙立堅報道官は11月1日の定例記者会見で、「この報告書は先ごろ米ホワイトハウスが発表した『国家安全保障戦略』と同様に、大国間の競争を誇張し、中国の外交・国防政策を意図的に歪曲し、冷戦のゼロサム思考と傲慢な覇権論理に満ちたものであり、口実をでっち上げて中国を牽制・抑圧しようとする米国側の邪悪な意図を露呈している」と指摘しました。 

 報道によりますと、米国防総省はこのほど発表した2022年「国防戦略」で、中国を米国の安全保障への「最も深刻な挑戦」と位置づけ、中国の経済力と核軍事力が地域諸国の利益を脅かしていると主張しています。 

 これに対し、趙報道官は「われわれは米国側に対し、平和と発展という時代の流れに従い、冷戦のゼロサム思考を捨て、世界と中米関係を対立的視点から見ることをやめ、中国側の戦略的意図の歪曲をやめるよう求める。米国側はバイデン大統領の『四不一無意』(新冷戦を求めず、中国の体制変更を求めず、同盟関係の強化を通じて中国に反対することを求めず、台湾独立を支持せず、中国と衝突・対抗する意図をもたない)の発言を実行に移し、中国側とともに、中米関係を健全で安定した発展の軌道に戻さなければならない。これこそ中米両国と世界各国の利益にかなう正しい選択だ」と指摘しました。(ZHL、MN)

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