「一つの中国」の原則を揺るがすことは許されない=外交部

2022-10-25 18:37:54  CRI

 中国外交部の汪文斌報道官は25日の定例記者会見で、米国の一部勢力が国連総会第2758号決議は台湾の地位について解決していないとする誤った言論を広めていることについて「国連総会による第2758号決議への挑戦は許されない。『一つの中国』の原則を揺り動かすことは許されない」と指摘しました。

 汪報道官は、「1971年10月25日の第26回国連総会で2758号決議が圧倒的多数で採択された。同決議は中華人民共和国のすべての権利を回復し、その政府代表を国連組織における中国の唯一の合法的な代表として認めることを明確にしただけでなく、台湾当局の『代表』を不法占拠した席から追放することも求めた。この決議の採択により、米国など少数の国が行った台湾の国連での席を維持するための提案、いわゆる『二重代表権』は紙くずになった。台湾は、国連及びその他の主権国家のみが参加できる国際組織に参加するいかなる根拠、理由、権利も持たない。51年の間に、『一つの中国』の原則を堅持した上で中国と国交を樹立した国は(当初の)60数カ国から181カ国に増えた。これは、『一つの中国』の原則を堅持することが国際的な大義であり、人心の向かうところであり、さからうことのできない時代の潮流であることを十分に示している」と説明しました。

 汪報道官はまた、「米国の一部勢力はここ数年来、国連総会の第2758号決議を悪意をもって歪曲し、2758号決議は台湾の地位を解決していないとする誤った主張をまき散らし、いわゆる『台湾の国連システムへの参加』を騒ぎ立て、『一つの中国』の原則を虚構化・空洞化させようとし、『台湾独立』分裂活動を黙認・支持し、台湾海峡の平和と安定に深刻なマイナスの影響を与えた。このような歴史に逆行する行為は、国際社会の普遍的な抵抗と反対に遭遇する運命にあり、国家の主権と領土の完全性を守る中国人民の強い決意や固い意志、強大な能力によって粉砕される運命にある。半世紀以上の歴史が証明しているように、国連総会第2758号決議への挑戦は許されず、『一つの中国』の原則を揺り動かすことは許されない。国家統一と民族復興の歴史の車輪は止まることなく前進し、中国の完全な統一は必ず実現される」と指摘しました。(RYU、鈴木)

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