イタリアの女性宇宙飛行士、宇宙ステーションからの投稿で中国の古典を引用

　国際宇宙ステーション（ISS）が12日、北京の上空を通過する時、欧州宇宙機関（ESA）の女性宇宙飛行士サマンサ・クリストフォレッティ氏が宇宙からソーシャルメディアに投稿し、その中で中国の書家・王羲之の代表作「蘭亭序」の宇宙の景観を描いた言葉を引用し、英語とイタリア語の訳文や、宇宙ステーションから撮影した渤海湾と北京市の写真を添付しました。

ドイツ・ケルンで取材に応じるクリストフォレッティ氏（右）

　このほど地球に帰還したクリストフォレッティ氏はドイツのケルンでCGTN記者のインタビューを受け、中国の古典を引用した理由を話しました。同氏は、「私の親友であり、中国で30年間生活してきた漢学者に感謝しなければならない。彼は私にこれを選ぶように提案した。この選択は非常に正確だ」と述べました。

　クリストフォレッティ氏はイタリア語、英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語を話すことができます。最初の欧州宇宙飛行士として、欧州宇宙機関と中国有人宇宙プロジェクト弁公室が中国で共同開催した共同訓練に参加したことがあります。（Mou、野谷）