古鎮など地域色のある観光 文化旅行のトレンドに

2022-10-07 15:36:49  CRI

 今年の国慶節連休中のレジャーには、古き良き町である古鎮観光や、特色ある地域文化観光、都市周辺の遠足などが観光客の新たな選択肢となっています。

 山東省シ博市博山区にある顔神古鎮は、開園後初の休暇を迎えました。北宋の時代から、顔神古鎮は陶磁器工房を中心とした町となり、陶磁器や瑠璃を作る職人が集まっています。現在も古鎮には13基の古窯と明・清の古建築群が残っていて、観光客を呼び込む独特の歴史的要素となっています。データによりますと、国慶節連休前の6日間に古鎮が受け入れた観光客は累計2万人以上に達し、売上高は50万元(約1018円)余りとなりましたが、省内の観光客が85%を占めているということです。

 この連休には、地域の特色あふれる民族文化が消費者を引き付けました。四川省綿陽市北川チャン族自治県通泉鎮の西チャン神木寨では、古くて神秘的な進寨式が多くの周辺市・県からの観光客を迎えています。観光客はチャン族の文化を味わうほか、チャン族の無形文化遺産である草編み工房にも足を運び、草編み作りを体験しています。

 四川省文化・観光庁の発表によりますと、今年の中秋節と比べ、国慶節連休最初の3日間の観光地の累計受入れは318%増加、入場料収入は632%増加となり、全省の図書館、文化館、博物館は累計延べ89万人を受け入れました。

 また、秋の季節には、近郊での花見にも多くの観光客が集まっています。南京市張圩葵花蕾輪園内のヒマワリが見頃を迎えていて、10月6日までに同園の来場者数は前の年の同じ時期と比べて28.3%増え約18万人に達し、観光総収入は前の年の同じ時期と比べて27.8%増え約120万7000元(約 2444万円)になりました。(MOKU、CK)

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