世界初のクローンホッキョクオオカミ 中国ハルビン市に登場

2022-09-30 11:09:44  CRI

 世界初のクローンホッキョクオオカミが28日、中国ハルビン市の極地公園に姿を見せました。

 同園では2006年にカナダから野生のホッキョクオオカミ2匹を導入し、熱心なハルビン市民が「マヤ」「ハル」と名付けました。2匹が高齢になった2020年に、同園の繁殖チームはクローン技術を利用しその命をつないでいくとの大胆な発想を構築し、同年11月に北京のバイオテクノロジー会社とホッキョクオオカミのクローン化で協力することに合意しました。

クローンホッキョクオオカミ(右)とその母親のビーグル犬

 世界初のクローンに成功したホッキョクオオカミのドナー細胞はホッキョクオオカミ「マヤ」の皮膚サンプルから採取しており、代理母はビーグル犬でした。今年の夏、クローンホッキョクオオカミの赤ちゃん2匹が相次いで誕生しましたが、うち1匹は新生児溶血で死にました。今回姿を見せたのは6月10日に生まれたクローンホッキョクオオカミで、現在の各指標から非常に健康であることが示されています。

 このほか、ホッキョクオオカミ「ハル」からドナー細胞を採取したもう1匹のクローンホッキョクオオカミが9月22日に生まれています。(閣、藤井)

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