重慶渝遂複線高速で初のトンネルが貫通 成都・重慶経済圏の建設を後押し

2022-09-20 16:12:32  CRI

 重慶渝遂複線高速道路の雲霧山2号トンネル右車線が19日、無事に貫通しました。これは渝遂複線高速道路の建設プロジェクトが画期的な進展を遂げたことを示しています。

 渝遂複線高速道路の雲霧山2号トンネルは全長571メートル、最大埋設深度は約101メートルです。現場は地質状況が複雑な上、トンネルの断面が大きく、さらに坑口が浅く埋まっているなど、多くの不利な要因が重なって工事を難しくさせており、建設の進み具合は遅く、かつ工事の安全性に対する高いリスクを伴っていました。

 関連情報によりますと、渝遂複線高速道路の北側は、双方向6車線という高速道路基準で建設され、設計上の通行速度は120km/hです。プロジェクトは2024年の開通を予定しており、開通後は重慶を迂回(うかい)する環状バイパス道路や三環高速など複数の高速道路を連結することで、重慶市西部から重慶の中心市街地への新たなルートを形成し、成都市と重慶市の二つの都市経済圏のインフラの相互接続と急速な経済発展に有利だと見られています。(怡康、坂下)

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