習主席、第6回中国・ロシア・モンゴル首脳会談に出席

2022-09-16 15:49:46  CRI

 中国の習近平国家主席はウズベキスタンのサマルカンド国賓館で現地時間15日午後、ロシアのプーチン大統領、モンゴルのフレルスフ大統領とともに、第6回中国・ロシア・モンゴル首脳会談に臨みました。

 習主席は「中国、ロシアとモンゴルの3カ国協力には大きな内発的な力と発展の強靭性がある」と指摘した上で、「我々は手を携えて新型コロナウイルス感染症に立ち向かい、『オンライン形式の交流活動』を行う。国民の心の通じ合いを、さらに緊密にする。我々は国境地帯での共同予防抑制協力を積極的に展開しており、3カ国を通過する越境輸送であるアジア道路ネットワークの推進では顕著な成果を上げている」と述べました。

 習主席は中国、ロシア、モンゴルの協力促進について四つの提案を示しました。第1の提案は、3カ国の協力の正しい方向性をしっかりと把握し、国際問題と地域問題で協調と協力を強化することです。 次に、上海協力機構の枠組みの中で協力を強化することを述べました。さらに、中国・モンゴル・ロシア経済回廊の建設に関する合意を実行し、3カ国の商工界に質の高い交流プラットフォームを構築していくことです。第4点としては、3カ国協力でより多くの成果を生み出すために、ロシアとモンゴルのより多くの金融機関が人民元の越境決済システムに参加することを歓迎することを述べました。

 プーチン大統領は、ロシア、中国、モンゴルの3カ国の協力は目覚ましい成果を上げていると述べた上で、協力は明らかに互恵的な性質を持ち、相互関係の発展に付加価値をもたらしていると論じました。さらに、3カ国は隣国として互いに理解し、支え合い、3カ国間の協力を全面的に強化し、推進せねばならないと述べました。

 モンゴルのフレルスフ大統領は、中国およびロシアとのコミュニケーションを強化し、2国間および3カ国間の協力を促進することで貿易、投資、環境、エネルギー、鉄道、観光などの分野での積極的な前進を望んでいると述べました。

 3カ国は、「中国・モンゴル・ロシア経済回廊建設計画綱要」を5年間延長することを確認したほか、経済回廊中線鉄道路線の質の向上と発展の可能性についての調査を正式に開始し、モンゴルを通る中国とロシアを結ぶ天然ガスパイプラインの敷設プロジェクトを積極的に推進することで合意しました。(任春生、鈴木)

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