中国・AU外交関係樹立20周年、習主席とAU指導者が祝電を交換

　習近平国家主席は9日、アフリカ連合（AU）の輪番議長国であるセネガルのマッキー・サル大統領と祝電を交わし、AU発足20周年と中国・AU外交関係樹立20周年を祝いました。

　習主席は祝電の中で「中国とAUの関係は、国際情勢の複雑で激しい変化という試練に耐えて、協力が絶えず深まり広まっており、中国とアフリカの伝統的な友情を伝え、新時代における団結と協力を強化する上で重要なけん引力を発揮している」と評価しました。

　習主席はまた、「中国はAUとの関係発展を非常に重視し、中国・AU外交関係樹立20周年を新たなスタートとして、サル大統領や他のAU加盟国の元首と共に努力し、中国とアフリカの友好協力精神を発揚し、中国・アフリカ協力フォーラム第8回閣僚級会議の成果を全面的に実行し、互いの核心的利益と重大な関心事に関わる問題における相互の支持を確固たるものとする。国際問題における発展途上国の代表性と発言権を継続的に強化して、新時代における中国・アフリカ運命共同体の構築に新たな貢献をしていく」と表明しました。

　これに対して、サル大統領はアフリカと中国の伝統的な友情・団結・協力や中国・アフリカ協力フォーラムの枠組みの下での活力に満ちたパートナーシップを高く評価したうえで、「AUは一つの中国の原則を断固支持し、アフリカ大陸の友好国である中国と手を携えて新時代の中国・アフリカ運命共同体を共に構築していくことを断固支持する」と重ねて表明しました。（Mou、坂下）