北京
PM2.577
23/19
外交部の毛寧報道官は8日の定例記者会見で、「一部の国が国連憲章の宗旨と国際法の原則を無視し、他国に不法な一方的制裁を加え、世界の政治経済の秩序とグローバルガバナンスシステムに深刻な打撃を与えている」と指摘しました。
報道によりますと、ロシアのプーチン大統領はこのほど東方経済フォーラムでの演説で、「西側諸国による制裁は、新型コロナウイルスに代わる世界最大の脅威となった。歴史の流れに逆らい、米国は過去一世紀をかけて確立された金融通貨などの国際経済秩序の柱を揺るがし、自らの意図に沿った米国に都合のいいルールを作っている」との見方を示しました。
これを受けて、毛寧報道官は「中国とロシアは国連安保理常任理事国として、また主な新興市場国の代表として、国連を核心とする国際システムと国際法に基づく国際秩序を堅持し、真の多国間主義を揺ぎなく実践し、コロナ禍の世界経済の回復の推進に尽力し続けている。中国は引き続き、ロシアを含む国際社会とともに、世界の多極化、経済のグローバル化、国際関係の民主化を促進していきたい」と表明しました。(シンエン、MN)