新エネ車用高規格素材開発で新成果=中国

2022-09-01 16:36:00  CRI

 中国が独自に開発し建設した高規格無方向性電磁鋼板生産ラインが8月31日、河北省遷安市で稼働しました。これにより新エネルギー車用モーターの出力密度と効率が大幅に向上します。

 この生産ラインで生産する2種類の新エネ車用電磁鋼板は、新エネ車駆動モーターの核心的機能素材として、駆動モーターのいっそうの高効率化というニーズを満たすことができます。

 首鋼智新遷安電磁材料有限公司の胡志遠副総経理によりますと、この高規格無方向性電磁鋼板はモーターの効率を0.8%以上あげられ、1台が1日当たり50キロ走るとすると、2000万台で1日に500万キロワット/時の電力を節約できるということです。

 6年を費やして独自に開発し建設したこの生産ラインは、新エネルギー車向け駆動モーター用高規格無方向性電磁鋼板を年間35万トン生産し、新エネルギー車500万台分の需要を満たすことができます。

 北京首鋼株式有限公司の馬家驥チーフエンジニアは、「この生産ラインが稼働すれば、新たな生産プロセスのルートが切り開かれ、新エネルギー車素材業界をけん引することになる」と述べました。(ヒガシ、坂下)

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