ペロシ氏の私利私欲は米国経済と信用を毀損した

2022-08-03 22:31:16  CRI

 ペロシ米議会下院議長の2日の台湾訪問の影響で、2日の米国株式市場は寄り付きから下落し、主要3指数ともに下落して取引を終了しました。中米が歩み寄る機会は、ペロシ氏の台湾訪問で深刻に損なわれています。

 台湾問題は、中米関係において最も重要かつ核心的で敏感な問題です。米下院議長という現職の議会指導者のこの時期の台湾訪問は、間違いなく深刻な挑発であり、ペロシ氏らの行為は米国の国家信用と中米間の政治的基盤を著しく損ない、中米関係のさまざまな側面にダメージを与えました。

 中米間の経済貿易関係は、中米関係の重要な一部分であり、現在、中国は依然として米国の最大の輸入相手国です。今年1~5月の中国からの輸入額は、米国の輸入総額の16.7%を占めています。中米間の経済貿易関係は、米国の260万人の雇用を支えており、両国の貿易により、米国の一般家庭は年間平均850ドルの生活費を節約しています。また、中国に投資し・事業展開している米国企業は7万社を超え、そのうち97%が利益を上げています。しかし、今回のペロシ氏の台湾訪問は、米国全体と米国人民の利益を大きく損ねるものです。両国は世界の二大経済大国であり、両国合計の経済総量は世界全体の3分の1を超え、世界経済の成長への貢献率は50%を超えています。米国による中米関係の破壊は、世界経済や世界貿易の全体的な見通しにも悪い影響を与えるでしょう。米国が打ち出した一連の法案も正常な国際貿易を制限するものであり、すでに世界の生産コストを引き上げ、世界経済に悪影響を及ぼしています。専門家は、中米関係がさらに悪化すれば、中国は米国債の保有額のさらなる低減を検討し、米国により大きな圧力をかける可能性があると分析しています。

 米国が独自の道を歩もうとするならば、中国は様々な経済貿易手段により米国に対して措置を講じることができます。中国には絶対的な競争優位性をもつ戦略的資源である中重希土類があり、これを米国への輸出規制の対象とすることも可能であり、同時に米国からの石油・ガスの輸入を減少し、ロシアからの輸入を増加することも可能です。これらの全責任は米国にあり、自業自得といえます。

 米国政治家の醜い行為は、台湾が中国に属するという歴史的、法的事実を変えることができず、中国が完全な統一を実現するという歴史の流れを阻むこともできません。台湾は、永遠に中国の台湾なのです。(藍、MN)

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