北京
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中国南西部の直轄市である重慶市の渝北区でこのほど、男性用と女性用のトイレがわずか1秒で切り替わる「潮汐公衆トイレ」が注目されています。海面が月と太陽の引力によって周期的に高くなったり低くなったりしているように、男性用と女性用のトイレの数をニーズによって変えられることから「潮汐」と名付けられました。周辺には店舗が多く、かなりの人流がありますが、トイレの前には思ったほど長い列はできていません。スマートで使いやすく清潔などのメリットがあり、市民から好評を博しています。
トイレの清掃を担当する周さんによりますと、男女固定の個室のほかに、5つの個室があり、その両側の開閉可能なドアで男性用トイレと女性用トイレを連通させ、使用者の人数がピークになる時に、性別に応じて調整することができます。トイレの使用効率が高まり、人々が列に並んで待つ間のストレスが大幅に軽減したとのことです。
渝北区は近年、「公衆トイレ革命」に取り組んでいます。市街地にある多くの旧式トイレなどこれまでに70カ所余りの公衆トイレを改良・改善しました。(藍、柳川)