「一帯一路」建設は人心の赴くところ

2022-06-16 17:56:53  CRI

 海に面し、江に沿い、国境に接する、広西チワン族自治区の地理的優位性は独特で、6つの国際的な通関地は東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国に向き合い、約1600キロの海岸線には良好な港を多く有しています。

 2017年4月19日、習近平総書記は、北海市の鉄山港公用ふ頭を訪れ、ふ頭の運営状況を調査しました。鉄山港の年間貨物取扱量がわずか数年の間に100万トン余りから2000万トン以上に増加したとの紹介を聞いた習総書記は、海上シルクロードにおける港湾建設と港湾経済が非常に重要であり、必ず北部湾(トンキン湾)の港湾をしっかりと建設し、「一帯一路」の建設と開放と協力の拡大に大いに貢献しなければならないことを強調しました。

 2017年9月、中国西部を縦断する新たな動脈である中国・シンガポール相互連結国際陸海貿易新通路が開通しました。重慶市、貴州省など南西部の直轄市と省は、広西チワン族自治区の沿海や国境線沿いの通関地を通じて、ASEANとの相互接続を実現したほか、その北部は中国とヨーロッパを結ぶ貨物列車による物流システムを通じて中央アジア、ヨーロッパとつながり、「一帯一路」の完全なループを形成しました。

 同じ年の9月、中国・ASEANのデジタルプラットフォーム「商貿通」の構築がスタートし、現在では広西チワン族自治区の崇左、東興、百色3都市の13の通商拠点、16の国境サービスセンター、9つの決済銀行および2つの第三者決済会社をカバーし、取引額はすでに1000億元(約2兆円)を超えました。

 広大な西南地域を背にし、広東省・香港・マカオに隣接し、東南アジアと向き合う広西チワン族自治区の全方位への開放、発展の新たな構図が形成されつつあります。(任春生、坂下)

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