3人の中国人宇宙飛行士　｢神舟14号｣で中国の宇宙ステーション入り

　3人の中国人宇宙飛行士が有人宇宙船｢神舟14号｣に搭乗して中国の宇宙ステーションへ旅立ちました。

　北京時間5日午前10時44分、中国の有人宇宙船「神舟14号」が北西部の甘粛省にある酒泉衛星発射センターから打ち上げられました。｢神舟14号｣には3人の中国人宇宙飛行士が搭乗しています。

　指令長の陳冬飛行士は2016年に「神舟11号」に搭乗して、およそ1カ月間宇宙に滞在した経験があります。劉洋飛行士は中国初の女性宇宙飛行士で、2012年に「神舟9号」に搭乗して宇宙飛行しました。そして、蔡旭哲飛行士は、今回初めて宇宙飛行の任務に参加します。

　3人の宇宙飛行士は、これからの６ヵ月間、中国の宇宙ステーションに滞在し、宇宙ステーションの建設作業に取り組みます。その期間中、実験モジュール「問天」が7月、「夢天」が10月に打ち上げられ、無人貨物船「天舟5号」と有人宇宙船「神舟15号」も今年の下半期に打ち上げられる予定です。

　また、３人の宇宙飛行士は「神舟15号」の乗組員と交代して、12月に地球に戻る予定です。（Lin、CK）