北京
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中国の宇宙開発大手・中国航天科技集団は、年内に完成予定の宇宙ステーションの高解像度イメージ図を発表しました。
中国の宇宙ステーションの高解像度イメージ図
中国の宇宙ステーションはT字型構造で、船内活動用のスペースは110立方メートルを超えます。クルーが出入りする船外活動用の2つのハッチ、貨物用エアロック1つ、睡眠エリア6カ所、トイレ2カ所を備えており、長期であれば3人、短期であれば6人までの滞在が可能です。
宇宙ステーションの建設とメンテナンスのため、中国は年末までに有人宇宙船2隻、実験モジュール2基、貨物船1隻を打ち上げます。その内、6月に打ち上げられる有人宇宙船「神舟14号」には3人が乗り込み、宇宙に6カ月滞在する予定です。
また、中国は、帰還モジュールが繰り返し利用できる次世代の有人ロケットと有人宇宙船を開発する計画です。次世代有人宇宙船は7人が搭乗でき、従来の有人宇宙船と比べ総合的な能力が大幅に向上するということです。(鵬、坂下)