ジャイアントパンダ国家公園でヒョウの「同行」やパンダの「戯れる」様子が撮影=西安市

2022-05-24 13:07:55  CRI

 陝西省西安市にあるジャイアントパンダ国家公園周至管理支局のスタッフがこのほど、赤外線カメラのメモリーカードを交換したところ、2カ所の保護ステーションの赤外線カメラが大人のヒョウとパンダの珍しいシーンをそれぞれ撮影していたことを発見しました。

 同公園は近年、野生動植物の生存状況を観測するために赤外線カメラを増設しました。今回カメラのメモリーカードを交換した際、スタッフは前の撮影周期のモニタリング状況を分析することで、野生動物の活動が活発であることを確認しました。老県城中心ステーションの某所にあるカメラは、3頭のヒョウが一緒に森を通り抜けるシーンを捉えていました。また、板房子保護ステーションエリアの赤外線カメラは、2頭のパンダが遊んだりはしゃいだりする様子を撮影していました。ジャイアントパンダ国家公園周至管理支局の職員は、「パンダとヒョウは習性から言えば、いずれも群棲動物ではない。今回は単なる撮影にとどまらず、初めて大人のヒョウ3頭が同行するシーンが撮影された。非常に珍しいことだ」と話しました。

一緒に森を通り抜けるヒョウ

遊んだりはしゃいだりするパンダ

 ジャイアントパンダ国家公園周至管理支局は陝西省西安市周至県内にあり、管轄区域の範囲は中国の地理的な南北境界線である秦嶺主稜の南北斜面にまたがり、主な部分は周至県秦嶺北斜面の奥に位置しています。秦嶺山脈の野生動植物の天然生息地であり、パンダの天華山個体群と興隆嶺個体群の交流の重要な回廊でもあります。(ヒガシ、野谷)


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