外交部報道官、WHO総会の台湾関連問題についての中国の立場を説明

2022-05-22 14:25:03  CRI

 

 最近になり、多くの国が相次いで世界保健機関(WHO)に書簡を送り、今年のWHO総会への台湾地区の参加に同意しないという中国政府の決定を支持すると表明しています。これを受けて外交部の汪文斌報道官は21日、「世界には一つの中国しかない。中華人民共和国政府は全中国を代表する唯一の合法的な政府であり、台湾は中国領土の不可分の一部だ。WHOの活動を含む台湾地区の国際組織への参加問題は、一つの中国の原則に基づいて処理せねばならない」と改めて強調しました。

 汪報道官は、「中国中央政府は台湾同胞の健康と幸福を極めて重視しており、一つの中国の原則を前提に、台湾地区が世界の保健事務への参加について適切な手配をしてきた。中央政府は新型コロナウイルス感染症の世界的流行の宣言を受け、台湾地区に感染状況を約400回に渡り通達し、過去1年間に44回、延べ47人の台湾地区の保健専門家がWHOの技術活動に参加することを認めた。台湾地区はWHO事務局から感染状況に関する報告を何度も受けており、いわゆる『国際的な感染症対策システムの抜け穴』の言い方はでたらめだ」と述べました。

 中国は、国家の主権と領土完全性を守り、国連総会およびWHO総会の関連決議の厳粛性と権威性を守るために、今年のWHO総会への台湾地区の参加に同意していません。汪報道官は、「中国側のこの決定は国際社会から幅広い支持と理解を得ている。一つの中国の原則が国際社会において人心の向かうところであり、大勢の赴くところであることが、このことで改めて証明された。同時に、圧倒的多数の国がWHO総会における台湾関連問題で正義があり、かつ正しい立場を堅持していることを表している」と表明しました。(ZHL、鈴木)

ラジオ番組
KANKAN特集