IOC、東京五輪の陸上男子4×100リレーで中国が銅メダルを獲得

国際オリンピック委員会公式サイトのスクリーンショット

    国際オリンピック委員会（IOC）は19日、ローザンヌで執行委員会を開き、東京五輪陸上男子4×100リレーで中国が銅メダルを獲得したことを宣言しました。中国チームは蘇炳添、謝震業、呉智強、湯星強の4選手からなります。

    五輪メダルの再交付の手順に関するIOCの規定によりますと、繰り上げでメダルを獲得した選手は、IOCが公式サイトで結果を発表した後、所属する国のオリンピック委員会から通知を受け、次回のオリンピック大会、またはIOCや各国オリンピック委員会の関連行事の際にメダルを受け取ることができます。

中国チームの4選手

    昨年行われた東京五輪の男子4×100メートルリレーの決勝では、中国チームは37秒79の成績で4位となり、イタリア、イギリス、カナダが上位3位を占めました。

    しかし、スポーツ仲裁裁判所（CAS）は今年2月18日、イギリスのチジンドゥ・ウジャー（Chijindu Ujah）選手が東京五輪期間中にアンチ・ドーピング規程に違反したと認定し、ウジャ選手の東京五輪男子4×100メートルリレー決勝と男子100メートルでの成績は取り消され、イギリスチームが男子4×100メートルリレー決勝で獲得した銀メダルも剥奪されます。カナダが繰り上がって銀メダルとなり、中国が銅メダルに繰り上がります。中国がオリンピック大会の男子4×100メートルリレーでメダルを獲得するのは今回が初めてです。（Mou、坂下）