9.4テスラの超高磁場人体MRI用超電導磁石、中国で開発に成功

2022-05-19 12:09:35  CRI

 中国科学院電工研究所はこのほど、9.4テスラの超高磁場人体核磁気共鳴画像法(MRI)用超電導磁石の開発に成功しました。中国はアジアの国として初めて、このコア技術を獲得しました。

中国科学院電工研究所の研究者が9.4テスラの超高磁場人体MRI用超電導磁石の開発に成功

 先端医療MRI設備の中核的構成部分としては現在、1.5テスラと3.0テスラの電磁石が使われていますが、9.4テスラの超電導磁石を利用した機器にはより高い信号対雑音比(SN比)、より高い解像度の検査画像が得られ、画像形成がより高速であるのと同時に、人体を構成するナトリウム、リン、炭素、酸素などの成分のイメージングについても含めて、多方面にわたる強みがあります。また、パーキンソン病やアルツハイマー病などの神経変性疾患や悪性腫瘍の早期診断に利用できるとのことです。(雲、鈴木)

ラジオ番組
KANKAN特集