国務院報道弁公室、中国社会科学院、新疆ウィグル自治区人民政府の共催による「2015中国新疆発展フォーラム」が18日、ウルムチで開幕しました。中国共産党中央政治局常務委員でもある全国政治協商会議の兪正声議長はその開幕にあわせフォーラムの開催を祝う書簡を送りました。

　兪議長はその中で、「『一帯一路』（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード）」戦略の提起と実施に対し、国際社会は極めて高く注目し、積極的に呼応している。新疆はシルクロード経済帯の核心的エリアとして、中国が西に向かって開放していく上で重要な窓口だ。また、アジアとヨーロッパを結ぶ大陸上の重要な交通の要衝で、商業・貿易の物流と文化科学教育の中心でもある。『中国新疆発展フォーラム』の創設の趣旨は、地域および世界各国の互恵協力のために交流の場を作り推し進めることにある。会議に参加した内外の代表者には、踏み込んだ議論を行い、積極的に政策提言を行うことで、異なる文明間で互いに鏡としての交流や各国の協力深化の推進、世界の平和発展の促進に向け知恵と力を注いでほしい」と強調しました。

　今回のフォーラムのテーマは「シルクロード経済帯―新疆の発展チャンスと選択」。30余りの国と国際機関から百人近い代表が出席します。一部の外国人代表は開幕式であいさつし、新疆の発展と進歩は間違いないとし、「シルクロード経済帯」の構築を推し進め、内外の相互連結の強化促進に向け提言を行いました。（Yan、小山）