北京
PM2.577
23/19
全国人民代表大会の栗戦書委員長は9日、北京の人民大会堂で、中国を訪問中のモンゴルのフレルスフ首相とオーストリアのベレン大統領とそれぞれ会談を行いました。
フレルスフ首相との会談で、栗委員長は「中国はモンゴルとともに、ハイレベルの交流を保ち、双方の関心事を尊重し、経済協力の内容を充実させしながら、両国関係の民意を醸成していきたい」と述べた後、「両国の立法機関は議会の定期交流メカニズムのプラットフォームとしての役割を果たし、国政運営や立法に関する経験を分かち合いながら、国家関係の発展という大局を支えていきたい」と期待を表明しました。
これに対し、フレルスフ首相は「モンゴル側は対中関係を極めて重視しており、『一帯一路』構想を支持し、『一つの中国』原則を遵守し、双方の経済貿易分野における協力を拡大しつつ、両国の立法機関の交流の展開を支援していく」との考えを示しました。
また、ベレン大統領との会談に際し、栗委員長は、「今年は中国の改革開放政策実施40周年に当たる。我々は揺るぎなく経済のグローバリゼーションの方向性を堅持し、貿易の自由化と多角的な貿易体制を守っていく。保護貿易主義に未来はない。中国はオーストリアとともに、両国元首の形成した重要な共通認識を着実に実行に移し、政治的相互信頼を増進し、対話と交流を強め、互いの最重要利益と重要な関心事を理解かつ考慮するほか、『一帯一路』を含む諸分野での協力を深化させて、友好の社会的基礎を固め、新時代における両国関係の発展に積極的な貢献をしていきたい」と述べました。
これに対し、ベレン大統領は「オーストリアは対中関係を非常に重視している。両国の立法機関の交流の展開を支持するとともに、中国の発展に期待し、両国の経済貿易など諸分野での交流と協力を深めていきたい」との考えを示しました。(Lin、む)
関連ニュース