北京
PM2.577
23/19
李克強総理は9日、中国を公式訪問中のモンゴルのオフナー・フレルスフ首相と会談しました。
李総理はその中で、「中国とモンゴルはいずれも経済発展と国民生活の改善という重責を抱えている。中国はモンゴル側と経済の相互補完性および地理的に隣接しているという優位性を発揮し、『一帯一路』とモンゴルの『草原の道(ステップルート)』という発展戦略をリンクさせた上で実行に移していく他、自由貿易協定(FTA)の締結をめぐる合同フィージビリティスタディをいち早く開始し、越境経済協力地域の建設を加速させ、生産能力や投資、農牧業の高付加価値加工、エネルギー、鉱産、越境運輸などの面における協力を強化していくと共に、バラック改造、汚染対策、都市および港湾インフラなど、国民生活に密接に関わるプロジェクトの協力を着実に推進し、両国民に利益をもたらしていきたい」と述べました。
李総理はまた、来年、中国とモンゴルが国交樹立70周年を迎えることに触れ、「国交樹立を記念する交流イベントを開催すると共に、青少年や文化、メディア、観光などの分野における人的往来と文化交流を強め、両国友好の民意を醸成していくべきだ」と強調ました。
これに対して、フレルスフ首相は「中国と善隣友好関係を発展させることは、モンゴルの対外政策の要となる方針だ」とし、「中国が提唱している『親善・誠意・互恵・包摂』という四つの概念で綴られた周辺外交政策は両国関係に新たな好機を提供している。モンゴルは中国側と政治信頼関係を強化し、ハイレベル交流を保ち、経済貿易協力を強化し、発展戦略をリンクさせると共に、年内にはFTA締結をめぐる合同フィージビリティスタディをスタートさせ、貿易や観光、生産能力、鉱産、農業、牧畜業、運輸など各分野での実務協力を拡大し、両国の全面的戦略パートナー関係の質の向上と高レベル化を推進していきたい」と述べました。(ZHL、む)
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