オーストリア史上最大規模の訪中団は8日、北京で15億ユーロ相当の協力契約を結びました。ファン・デア・ベレン大統領、セバスティアン・クルツ首相、閣僚4人、駐オーストリアの李暁駟中国大使らが調印式に出席しました。
この訪中団は、オーストリアの大統領、首相、閣僚4人及び経済、科学技術、文化界の代表計270人から構成されています。
李大使は「協力はインフラ施設、金融協力、文化芸術、教育、保健・医療などの分野に及んでいる。両国の民間企業と一部の国有企業が協力に参加する。30項目余りの協力は約15億ユーロに相当する。ここ1年間、オーストリア国内では新たな中国ブームが起きている。特に経済界は中国の発展チャンスを掴もうと期待し、中国との協力を強める決意を示している」と紹介しました。
双方の学術と文化分野における協力は大きな成果を収めました。ウィーン大学のハインツ・エンゲル学長は「長年に渡って協力関係の歴史を持つ中国政治法律大学と5年間にわたる短期学術交流プロジェクトを結んだ。中国の科学研究レベルは過去10年間で大きく進展している。物理分野において、中国で有名な量子物理の潘建偉教授はウィーン大学で博士学位を取得した。双方の協力は緊密的なものであり、向こう1年間はさらに深まっていく。これはオーストリアにとって推進力であり、中国にとっても良好な協力になる」と述べました。(殷、星)