中日両国の青年による「温故知新、友好を受継ぐフォーラム」が19日北京で開催され、このフォーラムに参加した中日双方の代表は、中日両国の子々孫々にわたる友好は、両国の若者にとっては歴史的責任であるとの認識を示しました。
フォーラムの席上、中国の青年組織?中国共産主義青年団中央の胡春華第一書記は、これまでの両国青年の交流を振り返り、「ここ半世紀あまりに、中日間の友好関係の発展の成り行きは、青年交流は両国の民間交流の重要な一部分であることを表明しており、また、これまで良好な発展振りを保ってきた。そしてこれは中日関係の安定した発展を促す上で、欠かせない役割を果たしている。青年交流は中日間の友好関係の発展では最前線にある」と述べました。
ところで、1956年に中日両国は青年交流の扉を開き、その後、両国青年の間の交流活動は大きく発展し、1984年には日本の3000名の各界の若者が中国を訪問し、中国の若者と共に盛大な交歓活動を行ない、このときから両国では多くの友好事業に従事する中堅者が育ってきたのです。そして彼らはいま、それぞれのポストで、両国の友好事業のために活躍しています。
また、中国側の招きを受けて中曽根康弘元首相の率いる日中青年世代友好代表団が14日、上海入りし、一週間にわたる両国青年の世々代々の友好のための中国訪問イベントがスタートを切りました。
代表団のメンバーは1984年の「中日青年友好交歓活動」の日本側参加者の代表やその子息など、および国会議員、友好団体の代表、友好人士など200人あまりで、最年長者は89歳、最年少者は13歳です。この日中青年世代友好代表団はこれまで、上海や甘粛省の一部地方を訪れ、企業、証券取引所、高校と老人ホームなどに行き、また、農村にも赴き農民と交流しています。また代表団は、甘粛省にあるラプレン寺にいって中国のチベット仏教の状況を知りました。そして19日には北京で「温故知新、友好を受継ぐフォーラム」が開かれ、これに参加したのです。
中国共産主義青年団中央の胡春華第一書記は、今度の青年の世代友好のための中国訪問イベントについて、「今度のイベントは、中日両国の青年の友好という伝統的事業を受継ぎ、これを発展させる上では、非常に重要な意義がある。青年交流は両国の世々代々の友好事業を受継ぐ点では期待されている。中日関係の麗しい未来は青年たちが受継ぎ、また作り出していくものだ」と強調しました。
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