中国国家環境保護総局の潘岳副局長は11日、北京で、「環境に悪い影響を及ぼす可能性のある石油化学企業に対して、政府は規制強めていく」と強調しました。
環境保護総局がこの日公表した調査結果によりますと、中国では7500あまりの石油化学建設プロジェクトがあり、その中の81%が、河川流域や人口密集地区などといった環境に影響を与えかねない区域に設置されているということです。また、環境に悪い影響を及ぼす可能性が高く、防止対策が整っていない企業も少なくありません。
潘岳副局長の話によりますと、現在、リスクの高い3700あまりの石油化学企業に対して、環境保全部門はすでに改善を求め、49社に対しては移転するよう命令を出したということです。
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