イランの最高指導者・ハメネイ師は21日「イラン政府関係者がイラク問題についてアメリカと交渉することを認可している」と表明する一方で、イランに圧力を加えないようアメリカを警告しました。
ハメネイ師は当日、イラン東北部にあるシーア派の聖地・マシュハドで「会談を通じて、イラク問題に関するイランの考え方をアメリカに理解させることができれば、会談は問題なく行なえる。しかし、会談は、アメリカが弱い国をいじめ、自らの主張を押付ける舞台となれば、会談が中止されることになる」と述べると共に、アメリカは直ちにイラクから撤兵すべきだと強調しました。
イラン核問題についてハメネイ師は「イランはアメリカの恫喝に屈することは決してなく、国連安保理に問題を付託されることをも怖れない」と述べました。
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