アメリカのメディアが9日の報道したところによりますと、アメリカのカーター元大統領は8日ワシントン州のシアトルで、「イラク戦争は間違った口実を理由に始めた戦争で、まったく必要がなく、正義の戦争ではない」と語りました。
報道によりますと、カーター元大統領は8日シアトルのワシントン大学で談話を発表したもので、これから12ヶ月以内に、できるだけ多くのイラク駐留アメリカ軍を撤退するようブッシュ政権に求めました。しかし、カーター元大統領はまた、「イラク戦争は正義の戦争ではないものの、イラクでの暴力事件が頻繁に発生しているため、アメリカは完全にイラクから軍隊を撤退するわけには行かない」との考えを示しました。
カーター前大統領は1977年から1981年までアメリカ大統領を務め、2002年にノーベル平和賞に受賞しています。
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