パレスチナ解放機関の主流派ファタハのアザム・エハメド主席は22日、ファタハは条件付きでイスラム原理主義組織ハマスが組閣する新政府に参加すると表明しました。
エハメド主席は、「ファタハとハマスの大まかの目標は一致しているものの、それを実現させる方式は違う。政府の施政綱領でハマスと意見の一致に達せば、ハマスが組閣する民族統一政府に参加することができる」と述べました。
一方、アメリカホワイトハウスのマクレラン報道官は当日の記者会見で、「アメリカは平和を主張する協力パートナーがほしい。ハマスがこのような協力パートナーになるには、武力の行使を放棄し、イスラエルを承認するほか、パレスチナとイスラエル双方がこれまで達成した各協議を承認しなければならない」と述べた上、ハマスにチャンスを逃さないよう呼びかけました。
イスラエルのオルメルト首相代理は当日議会で談話を発表し、ハマスが政権につくことでパレスチナ民族権力機関が「テロの色に染まる」ものの、ハマスはイスラエルにとって長期的な戦略脅威にはならないと話しました。
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