スーダンを訪問中のアラブ連盟のムーサ事務局長は13日、ハルツームで「アラブ諸国は、『土地と平和の交換』という原則を受け入れるよう、ハマスに説得していく」と述べました。
ムーサ事務局長は「ハマスがパレスチナ評議会選挙で勝利したのは、パレスチナの国民の願いを表すものである。アラブ連盟とアラブ諸国は中東情勢についてハマスと交渉を行い、『土地と平和の交換』という原則を受け入れるようハマスに説得していく」と述べました。
同日、アメリカを訪問中の国連のアナン事務総長はブッシュ大統領と、中東問題について会談を行なったあと、記者会見し、パレスチナの政治党派の一つに転換し、国際社会と協力して中東和平プロセスを推進するようハマスに促しました。
ホワイトハウスのマクレラン・スポークスマンは「ロシアはまもなく行なわれるハマスの指導者との会談の中で、暴力放棄、武装解除、イスラエルの承認を説得するよう希望する」とのアメリカ側の姿勢を表明しました。
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