中国外務省の孔泉スポークスマンは5日北京で、「中国側は、日本の外相が侵略の歴史を美化する言論を公然と行ったことに驚き、これに強い憤慨を表明する」と強調しました。
報道によりますと、日本の麻生太郎外相は4日、いまの台湾の高い教育レベルを日本の殖民地支配と結びつける言論を発表しましたが、これについて孔泉スポークスマンは、「1894年の甲午戦争の後、日本は台湾を強行占領し、台湾島民を奴隷のように扱い、中華民族に深刻な災難をもたらした。これは誰もが知っている事実である。日本による台湾での半世紀に及ぶ殖民地支配は、日本軍国主義の中国侵略史における暗黒な1ページだ」と指摘しました。
孔泉スポークスマンは、「加害国の外交当局最高責任者によるこのような発言は、歴史を歪曲するもので、中国人民の感情を深く傷つけている。人類の正義と良知を挑発するこのよう行いは、最終的には、自業自得という結果を招くだけである」と語りました。
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