中国外務省の孔泉スポークスマンは5日、アメリカが「一つの中国」という政策の堅持を改めて表明したことについてコメントを発表し、台湾独立勢力による分裂活動の危険性とその危害に対して高度な警戒を保ち、台湾海峡とアジア太平洋地域の平和と安定を共に維持するようアメリカや国際社会に呼びかけました。
台湾当局の指導者陳水扁氏は1月29日、「台湾という名義で国連への加盟を申請する」という談話を発表しましたが、それに対して、アメリカ国務省は30日、一つの中国政策を堅持し、一方的に現状を変えることに反対するという立場を改めて表明しました。
これについて、孔泉スポークスマンは、「陳水扁氏が再び台湾独立の言論を発表したのは、台湾独立の分裂主義立場を頑固に堅持することを示しており、台湾当局がその独立活動をエスカレートさせ、両岸の安定した関係を破壊しようとする危険な動向を示している」と指摘した上、台湾独立に反対するという中国政府の立場を支持し、両岸関係の平和的かつ安定した発展を促すようアメリカや国際社会に呼びかけました。
|