24日付けの新聞『ニューヨークタイムズ』の報道によると、アメリカ国家安全局が盗聴で情報収集を行った範囲はブッシュ政権の承認したものよりかなり幅広いとのことです。

　報道は、「国家安全局は法廷の許可を得ず、直接ATTの回線に侵入し、電信データや音声ネットワークから大量な情報を集め、その範囲はブッシュ政権の承認したものを遥かに超えている」としています。

　報道はまた、テロ容疑者の通信を探り出すため、特定の通話に対する盗聴のほか、国家安全局の技術者は大量の電話やインターネットの通信データを分析している。アメリカ国家安全局に勤めていたある専門家は、「アメリカの優秀な技術を利用して、関連情報を得るため、アメリカ政府は過去数年来、国内の通信会社が国内の通信設備によって交換する国際通信量を増やすことをひそかに奨励している」と述べました。