MTA・ニューヨーク都市圏交通公社の労働組合執行部は22日、投票を経て、これまで3日間続いた地下鉄とバスの全面ストを解除することにし、直ちに職場に復帰し、地下鉄やバスの運行を復旧するよう組合員に要求しました。
これより先、ニューヨーク州調停委員会の関係者は、当日、MTAはすでに調停委員会の斡旋受け入れを表明し、会社側との交渉を回復すると同時に、ストに参加した組合員に仕事に復帰させることを表明したと発表しました。
MTAの労働組合は、賃上げなどをめぐる労組と公社側の交渉が期限切れとなったため20日未明から全面ストを実施していたものです。このストライキによって、ニューヨークは大きな経済的損失を受け、商業と飲食業の販売収入はおよそ40%減り、一部のショッピングモールの客の数も大幅に減少しました。また、ニューヨークの交通は全面的に麻痺し、市民の生活には大きな不便となっていました。
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