中国外務省の秦剛スポークスマンは22日、北京で行われた定例記者会見で、「中国側は松花江水汚染がロシアにもたらす損害を最小限にとどめるよう努力している」と表明しました。
秦剛スポークスマンは記者の質問に答え、「水汚染事件の発生は中国側が望んでいないことであり、中国は隣国に責任を持つ態度でこの問題を処理している。中国は双方が戦略的な協力の精神に基づき、友好的な協力協議を通じて、この事件を妥当に解決できるものと信じている」と述べました。
11月13日、中国東北部の主な川、松花江沿岸の化学工業工場で爆発事故が発生し、大量の汚染物質が松花江に入りました。今回の汚染事件は松花江沿岸地域の住民達の生活に重要な影響をもたらした上、松花江の水が最後に中国とロシアの国境を流れる黒竜江に達するため、ロシア側も今回の事件に注目しています。
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