中国外務省の秦剛スポークスマンは15日北京で記者会見し、「中国と、ロシア、カザフスタンなどとの、エネルギーを含めた各分野の互恵協力はそれぞれの利益に合致し、三ヶ国の共同発展の促進にプラスとなる」と述べました。
秦剛スポークスマンはまた「中国は平等、互恵の原則を踏まえて、様々な形のエネルギー協力を行なう用意がある」と述べました。
このほか、秦剛スポークスマンは「マラッカ海峡は世界の重要な海運ルートで、その安定維持は各国の利益に合致する」と述べ、さらに「マラッカ海峡沿岸の各国を含めた全ての国々が海峡安全の確保について対話と協力を行なうよう希望する」と述べました。
また、中国の検査検疫部門がこのほど、アメリカからの義捐物資の中から、医療廃棄物と期限切れになった製品を見つけたことについて、秦剛スポークスマンは「崇高で、純潔な慈善事業がこうした義捐物資によって汚されることを望まない」と述べ、アメリカの関係部門に、交渉を申し入れ、対応措置を取るよう求めているということです。
さらに、中国とインドの関係について秦剛スポークスマンは「インドとの関係を重視しており、インドと共に両国関係の健全な発展を推し進めていきたい」という中国政府の姿勢を表明しました。
秦剛スポークスマンはまた「両国の友好協力関係は両国にだけでなく、アジアや世界の平和と安定にとってもプラスとなる。両国は、協力を拡大し、食い違いを縮めている」と語りました。
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