アメリカの「9・11同時テロ」を検証した旧独立調査委員会のメンバーは5日、発表した報告で、「2001年9月11日の同時テロから4年以上経ったが、ブッシュ政権や議会が、国家の安全強化やテロ防止への対応が手ぬるく、アメリカは依然として、テロに対して脆弱である」と指摘しました。
報告は、アメリカ政府が、大量破壊兵器のテロ組織への流入を防止することをテロ対策に入れず、災害への対応も手遅れ、攻撃の対象となりうる都市への防衛予算措置、警察や消防など緊急事態対応機関専用の無線網と空港での安全検査なども未整備であると批判しました。
|