ロシアのラフロフ外相は5日ロシア外務省のインターネットサイトで文章を発表し、「ロシアは今年、中国などアジア諸国との関係発展の面で実質的な進展を遂げた」と述べています。

　ラフロフ外相はまた「ロシアと中国は今年6月、『ロシアと中国国境線東部区間補充協定批准書』を交換した。これは両国の国境問題の根本的な解決を意味する。現在、両国間には、関係発展を妨げる重大な政治問題は何もない。このほか、両国は今年8月、初めての合同軍事演習を行なった。これは、国際テロリズムなど新たな課題に共同で立ち向かう力を示すものだ」と述べました。

　ラフロフ外相はまた「今年、ロシア、中国、インド三ヶ国の対話構造がさらに強化されている。アジア太平洋地域はロシアの外交にとって重点の一つであり、この地域の多角的組織の活動に積極的に関与していく」と表明しました。