ロシアのラブロフ外相は3日、モスクワで、「ロシアは、イランとEU・欧州連合のイラン核問題をめぐる交渉が一日も早く行われるよう希望し、この問題の解決を促進したい」と述べました。
ラブロフ外相は当日、ロシア訪問中のドイツのシュタインマイヤー外相と会談した後、メディアに対し、「EU加盟のイギリス、フランス、ドイツ3カ国とイランの交渉はイラン核問題をめぐる交渉の主な形式で、この形式はとっくに形成され、しかも全てのヨーロッパ諸国、ロシア、アメリカに支持されている。現在、イラン核問題はIAEA・国際原子力機関の枠内で解決できる可能性がある。これがイランとEUの交渉再開の可能性を提供した。EUとイランはこれに応えて積極的な態度を示している。ロシアは、双方の交渉が一日も早く再開されるよう希望する」と語りました。
また、ラブロフ外相は、「ロシアが提出した『イラン国外でウラン濃縮を行う』という提案は包括的な合意に達することにプラスとなる」と強調しました。
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