ロシア安全保障会議のイワノフ書記は29日、「アメリカとNATO・北大西洋条約機構は中央アジアの緊張情勢に対して責任を負うべきだ」と述べました。
イワノフ書記は当日、独立国家共同体集団安全保障条約機構の安全保障会議の席上、「NATOとアメリカの政治と軍事の機構は中央アジアに進進入し、集団安全保障条約機構の責任地区内の緊張情勢を深刻化させている。NATOとアメリカは自由と民主を推し進めることを常に口実にして、地元当局に圧力を与えるなどの方式で、この地域の新しく独立した国の政治活動に干渉している」と指摘しました。
イワノフ書記は、「現在の複雑な情勢から考え、集団安全保障条約機構の加盟国間の建設的な対話をより高いレベルに向上させなければならない。また、国連などの国際機関との連絡を強化し、実質的な段取りをとってNATOとの対話を展開すべきだ」と強調しました。
イワノフ書記は同時に、「ロシアは中央アジア地域ではいかなる軍事基地をも設置するつもりはない」と述べました。
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