国連のアナン事務総長は8日エジプトの首都カイロで、イラク駐在外交官を標的とする暴力行為を改めて非難しました。
アナン事務総長は当日、2003年にイラクで殺害されたエジプト籍の国連外交官ナデイア・ユーネス女史を記念するための活動に参加した際、「イラク武装勢力の民間人やイラク駐在外交官を標的とした襲撃行為は正当な理由はないし、絶対に受け入れられるものではない」と述べました。
アナン事務総長は更に、「イラクでの襲撃事件で犠牲になったアラブの外交官には、今年7月に殺害されたエジプトの首席外交官シェリフ氏やアルジェリアの外交官も含まれる。これら外交官は主にイラク国民を援助するためイラクに駐在したもので、彼らを標的とする襲撃は、決して『外国占領に抵抗する』というものではない」と指摘しました。
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