国連のアナン事務総長は、8日、スポークスマンを通じて、声明を発表し、イラクのサダム・フセイン前大統領の弁護団のメンバー1人が殺害されたことを強く非難しました。
声明は、「弁護団のメンバーを殺害することは、司法を妨害する重大な行為であり、また、イラクが法治社会実現のため払っている努力を妨害した」と指摘しました。一方、アナン事務総長は、裁判が合法、公正、独立に進んでいくよう希望した上で、関連方面が裁判に関わる全ての人の身の安全を確保するよう、求めました。
この日、サダム氏弁護団メンバーの1人が、バグダッドで銃撃を受け、死亡したもので、これは、今年10月19日以来、この弁護団の2人目の被害者となります。
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