国連のアナン事務総長は24日、ニューヨークで、「レバノンのハリリ元首相の暗殺事件をいかに処理するかは国連安保理によって決定される」と強調しました。
アナン事務総長は当日マスコミに「この事件の調査を行う国際独立調査委員会の活動は12月15日までに続ける。その間、安保理は調査委員会の提出した調査報告を討議し、状況に基づいて、司法手続きを取るつもりである」と述べました。
当日、数千人のシリアの人々は首都ダマスカスで、デモ行進を行い、ハリリ元首相暗殺事件国際調査委員会がこのほど提出した調査報告は実質的な根拠と公正性に欠けていると指摘し、この問題における政府の立場を支持しました。親シリアのレバノンのヒズボラー党などは当日声明を発表し、アメリカを始めとする少数の国の圧力の下で、シリアに対する制裁を行なうことに反対しました。
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