ニューヨークで開催中の国連総会に参加している中国の李肇星外相は21日も外交活動を続けています。
EUトロイカの外相との会見で、李肇星外相は、「第八回中国EU指導者会合は実質的な効果があったが、これを踏まえて、双方が後続活動を確実に行い、戦略的見地に立って中国とEUとの全面的協力パートナーシップを促していくよう期待する」と述べました。
これに対してEU側は、「EUは中国側と共に指導者会合の後続活動を積極的に実施していき、双方の新しいラウンドのパートナー協力協定と全面的な民間航空協定の調印についての交渉がいち早く起動することを期待する」との姿勢を示しました。
また非同盟運動閣僚級代表団との会見で、李肇星外相は、パレスチナ問題での中国政府の立場を改めて表明し、「中国側は、平和促進のための国際協力に積極的に参加し、中東地区の持久的平和実現ため建設的役割を果たしたい」との態度を表明しました。
非同盟運動閣僚級代表団は、「非同盟運動は今後も中国との協力を強化し、中東和平プロセスを促し、またその他重要問題での中国側との協調活動を強めていきたい」としています。
李肇星外相は、当日、パレスチナ、ドイツなど11ヶ国の外相とも会合しています。
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