朝鮮半島の核問題をめぐる第4回6カ国協議は、26日午前9時北京の釣魚台国賓館で始まりました。会談は始まったばかりで、各国は意見交換の段階にあるにもかかわらず、初日の会談から見て、各国は多くの面で問題を解決する誠意を表しています。
中国代表団の秦剛スポークスマンは、26日夜の記者会見で、「この数日、特に会談初日の状況から見て、各国の態度は積極的で前向きである。各国は朝鮮半島の非核化実現について、率直に意見を交わした。各国はまた、今回の会談の成果を期待し、このチャンスをきっかけに前に行った3回の6カ国協議で得た成果を基に、十分な討議を通して、対話ルートによる朝鮮半島の核問題を解決する方法を見出すという考えを示した」と述べています。
各国の開幕式での発言内容から見ると、朝鮮半島の非核化目標を実現し、6カ国協議のプロセスを推進し、平和的な対話ルートで朝鮮の核問題を解決するという誠意のある表明をしました。その内、朝鮮とアメリカ両国の表明がもっとも人々に印象を残しています。朝鮮代表団のキム・ゲグァン団長は、「朝鮮代表団は、各国とともに交渉し努力する」と承諾しました。アメリカ代表団のヒル団長は、「アメリカが朝鮮を主権国と認めるのは事実である。アメリカは朝鮮に対して武力行使するつもりはない。もし朝鮮が核兵器を放棄するなら、アメリカは朝鮮側の安全とエネルギー問題に関する配慮をする」と語りました。
今回の会談は前の3回と違って多国間の会談と二国間交渉が交代で行われる形を取っています。会談が始まる前に、各国の代表団が相次いで北京に到着してから、積極的に二国間の会談を行い、会談の順調な開催を促進しました。26日行われた6カ国協議の開幕式で、各国の代表は一堂に集まり、それぞれ6カ国協議を推進し、朝鮮半島の非核化を実現する希望を表しました。各国代表団の団長は簡単な会合の後、直ちに二国間交渉に入りました。
秦剛スポークスマンは、「頻繁な二国間交渉を通して、問題への共通認識を達成するために、多国間交渉をすることは、6カ国協議で成果を挙げることに役立つ、だから会談で多国間交渉と二国間交渉を交代に行う形を取っている」と指摘しました。
会談の参加国であり、主催国でもある中国として、今回会談の順調な開催のために払った努力は、各国から高い評価を受けています。25日夜、李肇星外相が各国代表団を迎える宴会を行うことによって、代表団のメンバーたちが会談の前に、初めての会合が実現できました。26日李肇星外相は、開幕式で演説を発表し、「各国が会談で着実な態度で、相互理解と信頼を深め、会談の進展を推し進めるよう期待する」と表明しました。
関係者は、各国の立場が違っているため、会談でいろんな困難にぶつかる可能性もあります。しかし、各国は6カ国協議の枠組み内で十分に交渉し、討議するなら、今回会談の成果は期待できます。
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