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台湾新党党首、盧溝橋と抗日戦争記念館を見学
   2005-07-11 16:07:09    cri

 台湾新党の郁慕明主席の一行は、7月7日広州入りし、大陸での訪問を始めましたが、今回訪問は、中国人民の抗日戦争勝利60周年を記念するもので、13日まで続く予定です。11日午前、郁慕明主席は新党大陸訪問団を率いて、北京にある盧溝橋と中国人民抗日戦争記念館を見学しました。そこでこの時間は、新党代表団が見学した時の模様をお伝えしましょう。

 11日午前9時、郁慕明主席の率いる台湾新党大陸訪問団の一行は、北京の南西部にある盧溝橋を見学しました。その際、郁慕明主席は、「当時の29路軍が、盧溝橋で抗日戦争における最初の反撃の銃声を上げ、全民族の日本の侵略に抵抗していく意志を呼び起こさなければ、今日の中国は、どうなっていたかわからない。若い世代はこの精神を受け継がなければならない」との感想を述べました。

 新党代表団の一行はまた中国人民抗日戦争記念館を訪れ、郁慕明主席が新党を代表して抗日戦争でなくなった人たちに花輪をささげ、黙祷しました。その後、郁慕明主席はは「偉大な勝利」というテーマの中国人民の抗日戦争、世界反ファシズム戦争の勝利60周年を記念した大型展覧会を見学しました。郁慕明主席は、その際、過去の戦争について、「過去の歴史に憤りを感じる。8年間の戦争で中国人はどれだけの代価を払ったか、台湾の主権回復にはどれだけの代価を払ったのか忘れてはいけない。台湾人も中国人であるからこの点をはっきり認識すべきだ」と述べた後、「これまで紆余曲折の道のりをだどったが、全ての中国人は一致団結し、民族の輝かしい未来を共に築いていこう」と台湾海峡両岸の同胞に呼びかけました。

 新党大陸訪問団を出迎えたのは、関係部門の人々のほか、盧溝橋周辺の住民や当日記念館を見学した人もいて、その中には、盧溝橋で戦った中国軍110旅団の何基澧師団長の次男である何カンさんもいました。今年64歳の何カンさんは、「新党の兄弟たち、盧溝橋で戦死した抗日戦士の遺族は貴方たちに敬意を表す」、「盧溝橋の精神を受け継ぎ、両岸の平和的統一を実現しよう」と書かれたプラカードを高く掲げ、郁慕明主席の一行を迎えていました。このプラカードをみた郁慕明主席が何カンさんに向かってきたので、何カンさんは、「台湾海峡両岸の早期の平和統一を期待しています」と述べると、郁慕明主席は「台湾海峡は両岸同胞の血の絆を断ち切ることは出来ません」と答えたのです。

 今回の盧溝橋見学について、新党訪問団のメンバーである台北市議員の候冠群氏は、「台湾の歴史教育では出て行ないものを今回は勉強することが出来た」と述べた上で、日本の方々にも是非盧溝橋を見学してほしいと語りました。候冠群氏は「日本の方々が是非中国へ来て、南京大虐殺犠牲者記念館や北京のこの戦争記念館、及びその他の中国人の犠牲を記録した遺跡など見学するよう期待しています。それは日本の人々に謝罪と賠償を要求するつもりではなく、だた、歴史の教訓をしっかり汲み取り、共に手を携えて人類の平和のために努力していきたいのです」と話しています。

 そして、代表団のもう一人のメンバーである費祥泰立法委員は、次のように感想を述べています。「日本政府がドイツのように正直に歴史の事実を認めて真に反省してほしいのです。台湾島内の一部の者が昔の日本による植民地支配の意識を捨てず、台湾独立を企もうとしていることは、抗日戦争で死傷した3500万人の同胞の意志にそむくものです。私たちは、祖先や子孫に恥じないよう、中華民族というこの名称を立派に共同で守るよう台湾も含む全ての中国人に呼びかけたいのです」と話してくれました。

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