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「爆竹制限すべきか」 中国で大討論

2015-03-06 17:43:47     cri    

   

写真:爆竹が許可された日の翌日 清掃スタッフが一生懸命爆竹の燃えカスを片付けている

写真:爆竹が許可された日の翌日 清掃スタッフが一生懸命爆竹の燃えカスを片付けている

 「爆竹禁止令」―これは多分とても中国の特色あるものだろうと思っています。
 爆竹は中国の旧正月に欠けないものでした。ですが、1993年から2006年までは、大気汚染、騒音、そして火災の防止などを目的にして、中国の700の都市で旧正月の「爆竹禁止令」が出されました。
 2006年下半期、多くの国民の要望に応えて、「爆竹禁止令」は「爆竹制限令」に変更されました。簡単に説明すると、2006年から、「年三十(旧暦のおおみそか)」から「正月十五(旧暦の新年15日目・元宵節)」の夜までは、爆竹をならしたり花火を上げたりするのはOKで、ほかの時間帯は違法と決められています。
 この「制限令」に対して、「制限はもっともだ」、「制限すべきではない」。毎年旧正月になると、大勢の人が討論します。今年もそうで、多くの人がインターネットで自分の考えを発表しました。
 福州に住む李さんは、「環境と安全を考えて制限するのは理解できるけど、爆竹は中国の伝統で、私が小さい時、旧正月の一番の楽しみは爆竹をならすことでした。爆竹のない旧正月はもう旧正月ではありません。」
 ドイツに留学している鄭州出身の熊さんは、「旧正月で故郷へ戻りました。爆竹の音を聞いて、小さい頃のことを思い出しました。これは旧正月の味です。爆竹は欠けないものです。」
 中国民俗学会の張副理事長は、「爆竹を制限することは簡単ですが、深い意味がある。それは積極的で元気な心理を代表していて、中華民族の伝統文化の具体的な表れだ。」
 上海のマルさんは、「爆竹禁止に賛成します。今の大都市では、大気汚染がひどい。爆竹や花火を大量にならす翌日は、呼吸さえ困難になり、健康被害を心配しています。」
 ハルピンの王さん、「去年、隣のビルは花火でベランダの衣類が燃え、火事になってとても怖かった。だからやっぱりやめたほうがいいと思う。消防士たちも休めるし。」
 現在、中国では、138の都市が「爆竹制限令」を実施しています。

写真:清掃スタッフだけでなく 市民委員会の人たちも掃除に参加している

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